気まぐれブログ小説・恋ンランドリー・最終章

 

小雪です みなさん おはようございます 

といってもすでに午前10時をまわってしまいました

仕切りなおして 話の続きでしたよね

それにしても ああ~ 頭に激痛が!!まさに自業自得とはこのことです

というのも きのう久しぶりに大学時代の友達と大騒ぎしたからなんです

在宅翻訳の仕事は勤務中自室でパソコンと向き合っているわけで

人とのつながりといえば たまに本社の担当者と連絡を取り合ったり

月に一度 慣れないラッシュの電車に乗って出勤するくらいなもの

だから どうしても はめをはずしてしまうことが多いんですよね

出かける前はその日のうちに帰宅するって心に固く誓うのだけれど

その誓いはもろくも崩れ去り・・・・ってとこです

そうそう 常連の友達に教えてもらった店がまたなんともおもしろくて

小さなライブハウスなんですが 

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ピアノやドラムスそしてベースやギターが狭いステージに置かれていて

お客が飛び入りで次々に登場してくるんですよ

画家 ・落語家 ・英語の講師 ・デザイナー

ほとんど自分の世界にはまりっぱなしのドラム叩きのおにいさんもいましたよ

それと 歯医者のカントリーもなかなかよかったけれど

メタボリックのお腹とギターの摩擦が ちと ハラハラしたりして

ハラハラといえば  そろそろ話を軌道修正しましょう

本題のスリ騒動の一件にね

あれから派出所に届け出て未だ犯人逮捕の連絡はきておりませんが

花巻の大工の彼は たぶんもうどっか遠いところに逃亡してしまったに違いありません

もしかしたら 故郷に帰ったかも

3万円は盗まれましたが その他のものには手を付けず財布を置いていくなんて

なんか 憎めない所もあるにはあるんですよ

というのも あの一件が

この私『中里小雪』男改め『塚平耕平』の出会いのルーツになったわけですから

そう あの日から一週間ほど経ったある日のこと

マンションの通りにある行きつけの「旭食堂」で夕食を食べているところに 

ひょっこりまた彼が現れたんです 

そこで初めて同じ裏日本出身(彼は富山で私は金沢)で 年齢が同じこと

 去年の10月からこの街のジムで水泳のコーチとして働き始めたこと

毎日のジョギングが日課だということ 等など

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それ以来ず~っと話が尽きない状態で現在に至っています

おかみさんの お花ちゃんに言わせれば

稀に見る美男美女などとおだてられておりますが

私自信本当に不思議なめぐり合わせを感じずにはいられません

生活にピリリとスパイスが効いたような そう私の好きなゆず胡椒ピリリです

 問題の洗濯機はその後買い替えて快調に作動しています

そういえば きょうは洗濯物がたくさんあったんだ 

午後から デートの約束もあることだし

まずは シャワーを浴びて このボサボサ頭 どうにかしなきゃ

ほう 以外なというか なるべくしてなったというか

 ついこの間までは到底想像もできなかったことがある日現実になるんだからすごい

人って 絶望の淵にいる時は 先のことなんか見えなくて

見えたとしても それは永遠に続くトンネルみたいに暗黒の世界

 だけど 自分でも驚くような変化の瞬間がある

それは何の前触れもなくやってきて 気が付くと

きのうの自分ときょうの自分がまったく別人みたいに変わってしまっている

 とても弱くて すぐによれよれになってしまったりする反面

 ひとつ難を乗越えてしまえば 前よりもずっと力強い自分がいたりする

先が見えないからこそ 前に進んでいけるんだ きっと

中里小雪 と 塚平耕平

二人を乗せた赤いビートルは今 海岸を目指し走っている

車窓の青空を射るように ラジオからは70年代のロックが 

人気DJ mark・tanaka の軽快な口調に乗って流れてくる

しばらくすると かすかに潮の香り

おもわずアクセルを緩める

沿線の遊歩道に ミニチュアダックスを連れた 長い髪の少女 が歩いている

片手に持った小さな籐かごに こぼれおちそうなほどの小石を詰めて

まるで絵のようだ

見慣れたはずの景色 行き交う人々 耳にする音楽 

それらが とても新鮮に心に滲みてくる

そんな想いが 二人の心の中で 今 同時進行し始めた

え?何・・・・・?

小雪が私に何か呼びかけています 聴こえない もっと大きな声で!

「あ な た だ っ て き っ と こ れ か ら 輝 く こ と が で き る!!」

ありがとう そうね 私もね

 でも ほら 私すでに輝いているもの

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あなたの名前を ここに登場させたその瞬間からね

 

<完>

気まぐれブログ小説・恋ンランドリー・第六章

 

突然の大声に 今度は何事が起きたのかと

振り返った私の目に飛び込んできたものは・・・・

「こ これ!! この赤い財布のことじゃないんですか?」

飛び出してきた男の手に握られているのはなんと私の赤い財布!

「それです それ どこにあったんですか?」

「洗濯機のドラムの中ですよ!驚いたな 中身を確認してみてください」

震える手で財布を明けてみると やはり3万円は消えていた

が 幸いな事にカード類はそのままだった よかった・・・・

 それはまぎれもなく盗難の被害だったにもかかわらず

 その時の私はもはや 不幸中の幸い あげくの果てには

天の助けとも思わずにはいられない心境だった

そして この難関を見事切り抜けることができたのは

まぎれもなく 財布を見つけ出してくれた男・・ アララ) のおかげなのだと

パニックからやっと抜け出しつつあった私は そばにいた恩人に深々と頭を下げた

 「俺は何もしていないですから 使っていた洗濯機のとなりのドラムの中に

赤い財布がぽつんと転がっていたのにはびっくりしましたよ 

でもよかった現金だけで済んで ただし被害届けだけは出しておいたほうがいいですよ」

「わかりました 今からさっそく届けを出してきます 

一人だったらここまで冷静にはなれませんでした ありがとう」

「気をつけてくださいよ 田舎の人はみんないい人っていうイメージありますけど

あくまでもイメージだけのことですから 俺も田舎者には違いないけれど」

「田舎者?どこのご出身ですか?・・・・・あら 私さっきの男にも同じこと聞いたわ

隙だらけなのかしら私って ごめんなさい」

「ハハハ 確かに否定はできないかもしれませんね」

そしてその後私は近くの派出所へ

そして 男様は ふたたびジョギングしながら帰って行きましたとさ ???

!!!

あら?終わっちゃった・・・・ まずい

このままだとただの失敗談になってしまう

だから始めから私には恋物語は似合わないと・・・・・

いやいや ここで挫折するわけにはいきません

まだまだ登場してほしい人たちもいることだし

仕切りなおして

続く

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illustrated by Yoko

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この小説はブログ仲間 Yuko さんの実体験を基にsakautaが脚色を加えたものです

 登場人物及びストーリーはフィクションです

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気まぐれブログ小説・恋ンランドリー・第五章

 

コインランドリーで偶然に出会った男

東北訛りで人の良さそうなその男と富貴豆を一緒に食べながら

会話を交わした心温まる時間はどこへやら

事態は一転して悪夢と化してしまった

「あの男って・・・俺はよく憶えていないけれど 最初ここに来た時確かに

あなたの他にもう一人いたような その人ですか?」と

「そう そうなの 最近この街にやってきた大工だって言っていたんだけど・・・・

そんなことより どうしよう 財布が・・・」

そう その赤い財布には現金3万円の他にクレジットカードが入っていた

他には自分の名刺数枚と

 飼っている二匹のハムスターtakabon&gallicoの写真

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 クリーニング店とビデオレンタルそれからのメンバーズカード 

それらはなんとかなるにしても問題はクレジットカードだった

すでに手遅れか いやそう簡単にはカードも使えるわけはないし

頭の中でいろいろな推測がぐるぐるまわり始めた

これじゃまるで コインランドリーの洗濯機じゃないの 

なんて そんな悠長なあらすじ書いている場合ではなかった

 とにかく迅速な対処が必要だった

ああ 朝から洗濯機の故障でうんざりとおもったら もっとすごい大凶襲来か

体から力が抜けてめまいがしてきた

「まずはクレジット会社と警察に届けを出したほうがいいでしょう」

「そうね」

派出所は歩いて10分くらいの場所にある

「僕も一緒に行きましょうか?一応目撃者でもあるわけだし

動転しているときは車の運転はやめたほうがいいですよ ちょっと待っていてください

僕の洗濯物も完了したようですから 急いで詰め込みます」

促されるまま半ばうつろな状態で私は外に出た

いいのか そんないいなりで また同じような展開になりはしないか

すると突然 男の大声が聞こえてきた

今度はいったい何事か!!

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続く

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illustrated by Yoko

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この小説はブログ仲間 Yuko さんの実体験を基にsakautaが脚色を加えたものです

 登場人物及びストーリーはフィクションです

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気まぐれブログ小説・恋ンランドリー・第四章

 

軽トラックは瞬く間に視界から消えていき

ピーッ ピーッという 完了を知らせる音でふと我に返った私

目の前の洗濯物がゆっくり回転しながら停止した

円形の扉を開けるとこもっていた熱気が顔に押し寄せる

家庭用の乾燥機とはさすが威力が違う

大判のベッドシーツと綿毛布がふんわり気持ちよく仕上がってkた

大物から小物まで一つずつ丁寧にたたみながら持参のバスケットに重ねていく

とそこへ 先ほどのジョギング中の男がまた息を弾ませやって来た

仕上がりにはまだ数分あるらしく 隅のほうで軽い柔軟体操 

その後椅子に腰掛けスポーツ新聞を広げ始めた

きょうのトレーニングはどうやら終了したらしい

たたんだ洗濯物の上に大分少なくなった富貴豆の袋を乗せ

愛用のパッチワークの手提げかばんの中から 車のキーを取ろうとした

その瞬間 異変に気が付いた

お財布が見当たらない!!

かなり大きめの赤い皮の財布 確かにマンションを出る時この中に入れたはず

 少々パニックになりけている自分を落ち着かせようと順序だてて思い出してみる

しばらくして あの大工の男に両替をしたときの記憶がはっきりと脳裏に浮かんできた

そうだ あの時点では確かにあったのだ

ということは もしかしたら私は・・・・財布をすられたってこと???

 つまり あの男は・・・・なんてこと!!!

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よく考えてみれば 男が急にそわそわしだしだしたことといい

乱暴な運転で立ち去ったこといい つじつまがぴったり合うではないか

お菓子を車から持ってくるために席を離れたあの数十秒間が魔の時間だったなんて

いったい どうすればいいのか すでにパニックの真っ只中に私はいた

 あの男 どこの誰かもわからないし とっくにどこかに逃走したに違いない

顔から血の気が引き 呆然と立ちすくんだ

 新聞を読んでいたジョギング男(以後男と省略)が私の様子に気が付き

「どうしたんですか? 気分でも悪いのですか?」と近づいてきた

「どうしよう 私さっきの男に財布盗まれてしまったようなんです」

 藁にもすがる思いで私は答えた

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続く

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ここで 電撃ニュース!!

ブログ仲間 小倉のYokoさんが 『中里 小雪』をイメージしたイラストを

昨日のブログに掲載してくれました

☆私のイメージにぴったり☆

感激です ありがとう!

ブログの輪って本当に はかり知れない可能性を持っているのですね

この小説は同じくブログ仲間 Yuko さんの実体験を基にして生まれました

そしてストーリーの中にはおなじみのブログ仲間もひょっこり登場したりしています

はっきりとした構想もないまま書き進めてきていますが

みんなのあたたかい後押しをひしひしと感じます 

あと数章 私自身楽しみながら書き上げていきたいと思います

次回をお楽しみに

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気まぐれブログ小説・恋ンランドリー・第三章

 

洗濯物が仕上がるまで一時間もかからない

マンションに引き返すほどでもないので 待合コーナーの椅子に座る

テーブルにあった週刊誌でも読もうかと手を伸ばしかけたその時

「俺 出稼ぎ」

いきなり男が話しかけてきた

「どこから?」

「岩手の花巻」

「東北からか 建築関係の仕事?」

「やはりわかるんだなこの服装で 大工やってんだ」

言葉が聞き取りにくかったのは ぼそぼそとした言い方だけではなく

東北訛りのせいでもあったのだ

歳は40歳くらいだろうか 出稼ぎに来て4年 この街には最近住み始めたという

冬場だけとおもいきや 一度も故郷には帰っていないらしい

「景気はどう?」

「最近は以前に比べればさっぱりだな 前は月に100万ってこともあったけどな」

「え?大工ってそんなに高給取りなんだ」

「そのかわり体がついていがなぐなったら終わりだがらな」

「そうね 体が資本の仕事よね」

と いきなりドアがバタンと開いて

ハァハァと息をきらせたトレーナー姿の男が駆け込んできた 

そして スーパーの袋から無造作に洗濯物をドラムに放り込み

お金を入れたかとおもうと 風のように走り去って行った

「ああ びっくりした 何事かと思ったわ」

「ジョギング中なんだべ きっと」

「そうね 私もせっかちだけどあれには負けるわ」

雰囲気が少しなごんできた

「ちょっと待ってて」 

私は車に置いてあったお菓子を取ってくると男に勧めた

 「これ友達からもらった山形のお菓子なの 久々の東北の味いかが?」

小倉に住む親友葉子の旅みやげの富貴豆だった

  「すまねえな 東北の味ったって俺初めて食べるよ」

男は一個一個おいしそうに口に運んだ

話し込んでいるうちに そろそろ洗濯物も仕上げの段階に入っていた

急に男がそわそわして 時計を気にし始めた

「あら これから仕事?」

「ああ そうなんだ 間に合いそうもないから途中までにするよ」

あと5分の完了サインを無視して男は乾燥途中の洗濯物を袋に詰め込むと

「ごちそうさま じゃ俺は先に」と笑顔を見せた

「そうね 今度ここに来る時は小銭を用意しておいたほうがいいわよ さよなら」

軽トラックが勢いよく駐車場から発進していった

あら ずいぶん荒っぽい運転 よほど遅れそうなんだわ

ほんのつかの間の出会いだったけれど とてもやさしかった時間に

残りの5分 窓から差し込む日差しを受けながら余韻に浸っていた私

だったのに・・・・・

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続く

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この小説はブログ仲間 Yuko さんの実体験を基にsakautaが脚色を加えたものです

よって 登場人物及びストーリーはフィクションです

第一章と二章はカテゴリ ブログ小説をクリックしてご覧ください

 

 

 

気まぐれブログ小説・『恋ンランドリー』・第二章

 

さて 晴天の休日 朝から洗濯機の故障で出だしはくじかれたものの

一週間ぶりに部屋の隅々まで掃除をしてすっきりしたところで時計を見ると丁度11時

これからコインランドリーに急行すれば 昼過ぎにはきれいさっぱり片付くだろう

大きなバスケットに詰め込んだ洗濯物を抱え 車のキーをつかんで

慌しくドアに鍵をかけ エレベーターのボタンを押す

私のフロアは7階 

特別デートの約束があるというわけでもないのに まだかまだかと気が焦る

『先天性筋金入りせっかち症候群』これが自ら下した診断名

地下駐車場に停めてある赤のビートル

冷たい車内を暖める時間も惜しんですぐさま発進

ポカポカ陽気と休日が重なったからだろうか 商店街はいつもより人通りが多く 

一方通行の狭い道を何度もブレーキを踏みながら進む

馴染みのヘアサロンあおの虎』の店先で 私の車にいち早く気付いた店長が

大げさなしぐさで こちらに手を振っている

 自らをカリスマ美容師と名乗るだけあってその腕前はなかなかの評判

もっとも私はいつも弟のあおちゃん指名なのだけれど

店先の「ハサミますねん」という看板がいかにも関西人を物語っている

話が横道にそれました

10分もしないうちに 目的地のコインランドリーに到着

きょうは 空いている様子

 こんな晴天にコインランドリーを利用するなんて不経済きわまりないもの

勢いよくドアを開けると 以外にも先客が一人いた

自分の洗濯物を放りこんでスイッチを入れたところで 目が合った

作業服姿の男が近寄ってきて おどおどした様子で尋ねてきた

「これって洗剤買わなくていいの?」 

「いいの いいの 500円入れればいいだけよ」

ところが 両替機が故障していて100円玉が足りないときた

「いいわよ 私が両替してあげるわ」

「すみません」 

男は照れくさそうにピョコンと頭を下げた

 二台の洗濯機の音ががらんとした空間に勢いよく響き始めた

 

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続く

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この連載は不定期です

<第一章>をご覧になりたい方はカテゴリ 「ブログ小説」 をクリックしてください

 

気まぐれブログ小説・『恋ンランドリー』第一章

 

 その日は祭日で二月というのに抜けるような青空 

まるで春を感じさせる朝だった

 起床とともに洗濯機のスイッチを入れるのが 私の日課

大判の寝具類からまださほど汚れていないと思われるものまで洗濯機に放り込み 

スイッチONでさわやかな一日のスタートになるはずだったのだが

 どうしたことか頼みの洗濯機がまったく作動してくれない

コンセントを抜いて再度試みたが応答なし とうとう寿命がきたか!

悔しさが込み上げる こんな洗濯日和の日に限ってこうなるなんて・・・

仕方がない 後で電器店へ行って新品を買うしかなさそうだ

諦めた私は次の行動に移った

だがどうもしっくりこない 自分の作動スイッチまで破壊されてしまったのか

とりあえず 山盛りになった洗濯物を必要最小限により分けて

その日は近くのコインランドリーへ行く事に決めた

私の名前は 中里小雪 28歳 

出身は石川県金沢市 

大学を卒業してもはや7年 今は都心から一時間の海沿いの街に一人暮らし

家族はハムスターが2匹

仕事の在宅翻訳はいたって順調 

収入も安定していて なかなか優雅な独身生活を送っている身分ではある

ただ少々マンネリ化してしまっている生活に満足とは言いきれない

そんな日常に起こった 「洗濯機の故障」 が

私の人生の重大な鍵を握っていたとは・・・・・

みなさん ちょっと聞いてくださいますか? 

   洗濯機

続く 

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<お断り>

この小説はブログ仲間 Yuko さんの実体験を基にsakautaが脚色を加えたものです

よって 登場人物及びストーリーはフィクションであり

 掲載は不定期です

更にあくまでも「気まぐれ」なため 物語の完結は保証いたしかねます

また 構想がまとまらいうちにスタートいたしましたゆえ

途中何度か書き直しの部分がありますことをご了承願います 

ケッ^^

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