raise me up

凍てつく大気の中

空に向って

意気揚々と

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その小さな丸の中に

春に向うエネルギーを詰め込み

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雪に風に負けまいと奮い立つような

その姿は気高さに満ち溢れている

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私も

この十本の指先をピンと伸ばし

あんなふうに

ハナミズキの枝々のように

上へ上へ

  2013.12.31. sakauta

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狂の日はさようなら

黄金色の太陽が射しこむ家の

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踊り場の

『彼女のスカート』 

OH金色

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その日の夕暮れ友が差し入れてくれたイチヂクのショートブレッド

OH金色

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けだるい日

数日前の私はgone

やっと布団を抜け出して

のぞいた窓の太陽は

沈む寸前

Oh……gone

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今さっき朦朧なる頭柱にぶつけ

ゴン

空迷路

次から次に舞い落ちるハナミズキの葉と毎日追いかけっこ

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でももう残りわずか

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澄んだ青とハナミズキの葉の乾いた赤のコントラストがたまらなく好き

小さな粒々は来年の花芽

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私が木を見上げている

木が私を見降ろしている

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『どっちも言えてます・・・ね』

ひなたぼっこの植木鉢が

足元でプヮ~と欠伸した

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整日

もしかしたら 今なら見られるかもしれない

午後4時過ぎふと思い立ち車で30分ほどの場所

市内を一望できる岩山展望台へと車を走らせる

岩手山は灰オレンジのベールに包まれ

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太陽は沈みゆく前の放熱を開始したばかり

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姫神山は薄紫が一番似合う色だと誰もが思うような瞬間に居た

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オレンジ色が濃くなり始めると

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少しずつ人が集まってきた

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そこから一番高い所にあるもうひとつの展望台に移動する

螺旋階段の途中から見る景色はまるで屏風絵だ

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すでに一人のカメラマンがベストショットを狙っている

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岩手山 もっともっとオレンジ色になれ!

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ほんの少し目線をずらした空はすでに見事なグラデーション

カメラマンの輪郭が切り絵に見えてくる

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人も植物も電灯も錆びたフェンスも色彩を失うほどの強烈な空

タカンタカン 誰かが鉄の階段を上ってくる音がする 

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中央の避雷針が高らかに宣言する

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『本日の岩手山はただ今がピークである!』

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だとしたら主役はこちらなのか?

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木の真下にいつの間にかもう一人カメラマン

え・・・いったいどれが誰が何が・・・どっちがどうなんだ

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人がまた集まってきた

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もはや岩手山の方角を見ている人は誰もいない

避雷針のおせっかいめ

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若者三人が歓声を上げながら太陽にカメラを向ける

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いつの間にか岩手山や太陽よりも人達の動きに釘付けになっている自分がいる

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偶然にもこの場所に集まった見知らぬ人達が同じ方角をただじっと見続けている

これこそが私の最大の収穫に違いない

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陽が沈むすれすれの空がほんの一瞬明るくなったような気がした

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「ロウソクの火は消える前のその一瞬が一番明るくなるのだよ」

農民画家神田日照が病の床で妻に語ったという言葉が脳裏に浮かんだ

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そして終演を受け継ぐかのように

遠くの空に旅客機の筋がスゥ

またとないタイミングで

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しばらく立ちつくしていた身体は冷えていて当然なはずなのになぜかポッカと温かく

オレンジ光線を貯めこんだ愛用のカメラもわずかに熱を帯びているように感じた

あぁ なんと深く滲み入る時の中に私は居合わせたことだろう

蟻のまま

足元に落ちていたツキヌキニンドウの花がほんの少しだけ動いたよ

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うん 確かに向きが変わった

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ツッ ツッ ツー ゆっくりのようでいて早い

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左にカーブしたよ

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カメラを動かさずに見てみよう

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直進あるのみ

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淡々と

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下手へ

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そして何もなくなった

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外野の雑音などおかまいなしに

ただ黙々と

力一杯踏ん張っている

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手品詩

秋の夕暮れ魔法の時間

はなみずきちゃんと敬子ちゃんの体温36度

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揺り椅子のユラッ

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カーテンの黄金の滲み

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ガッツ君の分身の術

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参りました

Entertainer SUN

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マタコンド

空のカタコンベより

あの方 この方

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いらっしゃいませ 

怒って 笑って ぼやいて 泣いて

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この時とばかり 我も我もと

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聞き上手の私ですのに

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ご一同様一瞬の風にさらわれて

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隔の扉にシュルシュルと吸い込まれてしまわれた

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